Schar Amber

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Schar Amber
Schar Amber.jpg
Schar Amber d.jpg
和名 シャーアンバー
シノニム
タイプ コモン種
原産地 イスラエル?
由来


基礎情報
項目 [ FV] [ FD]
全体的な品質 /5 /5
初心者の適性 /5
商業的な適性 /5
樹勢 /5
耐寒性 /5
発根のしやすさ /5 N/A
コンテナ適性 /5
RKN耐性 /5
FMV耐性 /5


秋果情報
項目 [ FV] [ FD]
果皮色
果肉色
食べ方
収穫期
サイズ
収量 /5
種感 なし
皮感
Closed
耐雨性 /5
裂果抵抗 /5
落果抵抗 /5


Schar Amber(しゃーあんばー/シャーアンバー)は、イタリア発祥のイチジク品種。琥珀色の果肉の大きな実をつける品種で、まずまずの甘さで、非常に豊産。

概要

シャーアンバーは世界の珍しいイチジク苗を販売している趣味のグループLynx Fruitによって国内に流通した品種。海外ではほとんど流通無く、情報が見当たらない。Lynx Fruitの出品情報には

2010年にルイジアナDurio Nursery社より導入した品種です。 琥珀色の果肉で非常に甘いイタリア産品種です。 大きな夏果と60グラム程度の秋果を持つ豊産品種です。 目は閉じて腐敗に耐え放任栽培でも育つ非常に魅力的なイチジクです。

といった記載[1]がある。導入元のDurioNursery社によると、

琥珀色の果肉が入った、かなり甘い大きな茶色のいちじく。原木は、イタリア人居住区の廃屋の前で発見された。

防寒や手入れをしなくてもよく育つ。夏果も秋果も大量に収穫する「ヘビークロッパー」。東海岸沿いでの使用に適している。

といった説明[2]がされている。なお、fig4funでは

琥珀色の果肉を持つ大きな茶色のイチジク。まずまずの甘さで、非常に豊産な品種。東海岸で非常に丈夫であることが分かっている。

イスラエルの品種と言われているが、当該地の果物に詳しいイスラエルのハイファのダニ・ヤキールによると、この名前の品種は知られていないそうだ。

と説明されている[3]

日本での栽培

入手

シャーアンバーはLynx Fruit Collectionで少数の販売があるほか、ネットオークションやフリマサイトでの穂木や苗木の販売がされている。ただし、近年はYouTubeでの紹介のためかかなり高騰しており、それに便乗した偽物の出品も起こりうるので、結実が確認されていない穂木の購入には注意が必要。

あふたんさま(東京いちじく愛好会)によるレビュー

・品種名:シャーアンバー
・入手ルート:lynx fruit collection
・育成場所:東京都
・育成年数:3年生
・育成方法:鉢植え

・味:シュガー
・収穫時期:9月中旬〜
・収穫量:ほぼすべての節に着く
・サイズ:中(60g)
・糖度:19.8
・つぶつぶ感:やや感じる感
・皮の硬さ:ほぼ気にならない
・生理落果:ほぼない
・裂果:特に生じない
・耐雨:目が完全閉じているので、雨が入って腐ることはない。裂果も起こらない。

・樹勢:ほどほど
・耐寒:東京では問題なし
・根張り:平均的
・コンテナ栽培:適している
・モザイク病:手持ちのものは症状が出ていません

・その他フリーコメント:標準的な甘さがあるが青っぽい味を感じることもあり、高糖度の品種をよく食べている人によっては、よく言うと「あっさり」「さっぱり」、悪く言うと味が薄いと感じるかもしれない。
ただし「味が薄い」というのは育て方が下手だった可能性もあり、収量を確保しつつどこまで美味しくでいるかは腕の見せ所ではあると思う。
食感はムース?クリーム?
目が完全閉じているので、虫に入られること無く安心して完熟にも持っていける。
味よりもなにより、大きくて豊産なのがすごい利点。近年高騰しているものの、値段など気にせずに家族に楽しんでもらうのであれは十分に喜ばれる品種だと思う。

参考画像

参考動画

外部リンク