ゴールドフィグ

提供:いちじくwiki
ゴールドファイガーから転送)
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ゴールドフィグは、果皮は緑〜黄色、果肉は白〜琥珀色の中くらい果実をつけるイチジク品種。これまで由来は不明であったが、ゴールドファイガーと同一の品種の品種であることが分かっている。ただし現在、ゴールドファイガーについては本来の黄色の果肉のもの(=ゴールドフィグ)だけでなく、同名で様々な品種(赤い果肉のものが主流になっている)が流通しているため、全てのゴールドファイガーがゴールドフィグと同一でないことに注意。

メガネ様
メガネ様

概要

ゴールドフィグはインターネット掲示板やYouTubeなどでイチジク愛好家の間で話題になり、ネットオークションやフリマサイトで高値で取引されているが、その由来は不明であった。しかし、2022年5月に、facebook上のイチジクコミュニティーで

ゴールドフィグはそもそもゴールドファイガーと呼ばれてた品種です、

中国➡️アメリカ

⬇️

日本

って感じで入って来てます。

元々の品種名は金日果らしいのですが、情報源が発信を止めて消去してるので、多分探せません。

との投稿[1]があり、加えて、

この品種は中国からアメリカに渡っています。

栽培記録は無く中国の方のブログみたいなのに中国語で黄金、日、果と記載が有りこれを日本語に直して金日果としてゴールドファイガの異名として広めてました。

金日果は2011年くらいになりますがそれ以前の記録や栽培されていたとされる省も特定出来ていません。

シルクロードからの流通経路なのでヨーロッパ周辺にも似たような品種はあると思います。

ゴールドファイガーをゴールドフィグにした経緯は商標登録品種の可能性があった為に変えてます。

十年以上まえかな、ゴールドファイガーをS-PLANから貰い育ている途中にゴールドファイガーは商標登録品種かも知れないから使用か出来ないかも知れないと言ってたから、変えたんでしょうね。

とある[2]ように、中国の「金日果」が日本に取り入れる際に「ゴールドファイガー」ないし商標の関係上「ゴールドフィグ」に変えて販売したと考えられる。この投稿の信憑性に関しては、

因みにS-Planの苗のほとんどの穂はウチからの穂なのである程度は判別出来てます。

test No,が混じっているときもあるかも知れませんけど💧

多分、ゴールドフィグののラベルの写真は,,,自分の画質が悪いスマホで撮影してるので、たしかに微妙なんですよね💧

といった投稿も併せてしていること、詳細は割愛するが久留米でイチジク農家をしており久留米シリーズの開発者とも近しい存在であると本人にも確認できたため、信頼できる情報と言える。そのため、少なくともS-Planから発売されている「ゴールドフィグ」については、当初流通していたゴールドファイガーと同一のものと言える。

ゴールドファイガー

しかし、近年いくつかの園芸店ではゴールドフィグのような黄色の果肉とは異なる、赤色の果肉のゴールドファイガーが多く販売されている([3][4])が、2011年の仙人氏(Lynx Fruit Collection)のブログでは黄色の果肉のゴールドファイガーを紹介している[5]。ほかにも、2013年時点でLynx Fluit[6]や他の農家[7]が黄色い果肉のゴールドファイガーを販売している一方、赤身のゴールドファイガーの販売が見られなかったことから、本来のゴールドファイガーは黄色い果肉(=ゴールドフィグ)であり、現在流通している赤色の果肉のゴールドファイガーは本来のゴールドファイガー(ゴールドフィグ)とは別の後から出現した取り間違いの品種だと考えられる。

なお、「ゴールドファイガー」の他に「ゴールドフィガー」「ゴールドフィンガー」という名称での販売も見られ、同一の品種であるかは不明であるが、同氏によると

本当は中国の湖南かその近辺で栽培されていた、金日果が誰かの手によってゴールドフィガーとして販売されています、 島津から貰った時にはゴールドフィガーor ゴールドファイガーと言ってましたが、 Gold Figgerが最初のスペルでした、これは、Fig gerを合わせて読んだみたいですね。

との投稿[8]をしている。

ゴールドファイガーはゴールドフィグと別物か

ただし、現在「ゴールドファイガー」として売られている苗すべてがゴールドフィグと別品種というわけではなく、2020年にホームセンターで購入した苗木から赤身ではなくゴールドフィグと同じ黄色の果肉の実が収穫できたという報告もある[9]。また、2023年に「いちじく愛好会」に寄せられた報告では、タキイで購入したゴールドフィガーがカタログにあった「緑皮・赤肉」ではなく「黄皮・黄肉」の実をつけたという報告があった。


このことについて、タキイに問い合わせたところ

・産地において昨年、親株では品種本来の特性(果実が鮮やかな紅色)が出現していた ・木が若かったり、今年の高温で果実の色がでない事が考えらるため、できればもう1~2年程度様子を見てほしい

との返答があったため、ゴールドフィグ目的でゴールドファイガーを買うのは避けたほうが良さそうだ

 黄色の果肉のゴールドファイガー動画

果実

上記のFacebookにおける投稿[1]によると、ゴールドフィグ(=ゴールドファイガー)の元となる金日果について、

そして、

金日果の情報です。

特殊物になります。

夏秋兼用種

樹系統:緑。

果実系統:緑。

皮の色:朝の紫外線が当たると黄金色になりますが、スマホで写真を撮ると緑色になります。

果肉:薄い赤・黄色と二種類。

最大荷重:60g。

最大糖度:28.2度。

耐寒性:普通。

樹勢:強。

一文字仕立て、十文字仕立てでも栽培は可能。

鉢栽培:△、樹勢が極めて低くなります。

特殊物の理由ですが

収穫が始まると土壌水分量が一定を保っていないと収穫目前でも萎んで自然落下します。

与え過ぎても甘さが微妙となります。

といった情報が投稿されている。果肉に関して「薄い赤」と書かれているが、種苗業者のカタログやネット通販の写真にあるような「真っ赤」な色ではないことに注意。

日本での栽培

入手

ゴールドフィグという名称(タグ付き)の苗はS-PLANがある福岡周辺の園芸店やホームセンターであれば比較的購入が容易。また、園芸関連のネット通販でもごく僅かであるが取り扱いがある。ここ数年、需要が高くオークションやフリマサイトでは高値の取り引きをされているが、オークションやフリマサイトで出品されているものは品種違い(偽物)である可能性も高いため、どうしてもゴールドフィグが欲しい場合はタグが付いた正規品を買うのが良い。

ゴールドファイガーについては園芸店やホームセンターででも比較的容易に購入できる品種。ただし、冒頭で挙げたように本来のゴールドファイガー(=ゴールドフィグ)ではなく、赤身の品種の可能性もある。そのため本来のゴールドファイガーが欲しい場合は、ゴールドフィグを買うのが良い。

参考画像


参考動画

外部リンク