不織布ポット刺し
いちじくの挿し木にはさまざまな手法がありますが、東京いちじく愛好会メンバーの一部が実践している不織布製のポット(袋)を利用した挿し木の手法を紹介します。
概要
不織布ポット刺しは、Amazon等で販売されている不織布ポット(不織布プランター)を用いた挿し木の手法です。
以前から行われている袋挿しの「省スペース」「発根確認が容易」のメリットを持ちながら、袋挿しのデメリットである通気性・排水性の悪さは改善される(ただし逆に乾きやすい)手法です。
なお、袋挿しで使用した袋(ビニール)は鉢増し時に除去できますが、不織布ポット刺しの場合、根が不織布を貫通し絡みつくため、不織布を完全に取り除けないのがデメリットです。また、植物性の材質であることもあり、一度不織布の外側にカビや苔が生えると一気に広がってしまいます。なお、「生分解性不織布」と名乗っている製品もありますが、どれくらいの時間で分解されるのか不明で、まったく分解されない商品も販売されている可能性があるため、ご注意ください。
商品の一例
yuchurey 不織布プランター 不織布苗ポット 100個セット
使用感
まだ容器の使い心地言える状態ではないけど生分解性不織布苗ポット買ってみました
通気性排水性、そのまま鉢増し可能とカタログスペックは素敵
by 「東京いちじく愛好会」シロヤさん
私も不織布試しています
今のところいい感じです
通気性は最高ですね!
by 「東京いちじく愛好会」葦川さん
不織布ポット、昨年使いましたが良かったですよ。
ただスペース節約しようと密着させると根が回るよりも先に互いのポット同士に根を貼り始めるので、葦川さんのように鉢同士スペース開けないと動かす時にダメージ受けます。
あと屋外に置くと太陽光で猛スピードで乾く&側面に出た根が枯れるので、外に出す時は同時に鉢ましが良さそうでした。
by 「東京いちじく愛好会」オカシロさん
ちょっと話題におくれましたが不織布ポッド去年から使用してます。
既に書き込まれてる方もいますがある程度成長すると根が布を突き破ってきますね。
そこまで成長したならポッドから苗木を抜かずにそのまま鉢に植えて問題なさそうですよ。。
プラ鉢と同時に挿した訳ではないのであくまで私の感想ですが確かに土は乾きやすく感じました。土の蒸れによる失敗のリスクは抑えられそうです。
それでも失敗するときは失敗しますのでご参考までに。
沢山の穂木を植えたい方は少量タイプの不織布ポッドがそう選べないので1つのポッドにまとめるしかないですね。袋挿しと同じ要領です。
一度不織布の外側にカビや苔が生えると一気に広がってしまうので管理には気をつけるくらいしょうか。
by 「東京いちじく愛好会」くろびかりさん