蓬莱柿

提供:いちじくwiki
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蓬莱柿(ほうらいし)は、果皮は茶褐色で、暗赤色の果肉の中~大サイズの果実をつけるイチジク品種。日本に最初に渡来したといわれる在来種で、日本種という名でも流通している。豊産で耐寒性があり、乾燥にも強く育てやすい品種。

概要

別名日本種と呼ばれているが、このことは

蓬莱柿(ほうらいし)の歴史は古く、寛永年間(1624~1644)にポルトガル人によって中国のイチジクが持ち込まれたと言われ、「蓬莱柿」(ほうらいし)と呼ばれ全国に広がっていきました。それ以来日本でも西日本を中心に定着し、長く栽培されてきた事から、明治時代にアメリカから導入された桝井ドーフィン種と区別する意味でこの蓬莱柿の事を在来種として「日本いちじく」と呼んだりします。

と説明されている[1]。また、蓬莱柿の特徴は同ページに

蓬莱柿の平均サイズは60~100gくらいとやや小さめ。果皮は黄緑がかった褐色~赤紫色です。甘味の中にほどよい酸味があり、プチプチとした食感とねっとりとしたいちじく特有の口当たりが楽しめます。

完熟すると甘味が増しますが、同時にお尻の部分が星型に割れるため輸送にはあまり向いていません。蓬莱柿はおもに関西以西で栽培されていて、味はよいけれど日持ちしないため、東日本への出荷量はわずかとなっています。

現在、いちじくのシェアの多くは、お尻が割れにくい「桝井ドーフィン」という品種ですが、蓬莱柿も西日本を中心に親しまれており、長年栽培が続けられています。

ちなみに、いちじくの商業栽培が始まったのは大正時代以降ですが、貯蔵性や輸送性の問題から当初はあまり普及せず、長い間、庭に植えて楽しむことが多かったようです。

と説明されているように、熟すと目が裂けてくるのが特徴であり、欠点。その一方で

イチジクの中では耐寒性は強く、寒地でも育ちます。乾燥にも強いので水切れしにくいです。 豊産性で育てやすい品種です。


と言われており[2]、耐寒性については桝井ドーフィンよりあるため寒地向けの品種であるとわかる。

日本での栽培

入手

蓬莱柿は園芸店やホームセンター、またネット通販で入手しやすい品種。

参考動画

外部リンク