Coll de Dame Mutante
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| 和名 | レディーミュータント |
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| シノニム | Coll de Dama Mutante (= CdDM), Coll de Dama Mutante Color (= CdDMC), Coll de Dama Bicolor (= CdDB), CdD tri-color (CdD T) |
| タイプ | コモン種 |
| 原産地 | スペイン |
| 由来 | Col de Dame Noir／レディーブラックの突然変異 |
Coll de Dame Mutante（れでぃーみゅーたんと／レディーミュータント）は、果皮は縞入り茶褐色で、果肉は赤色の中くらい果実をつけるイチジク品種。
概要
レディーミュータントは「レディー」と名を冠しているが、これについて、この品種の発見者であるThe Fig Finder (Carlos Jimenez Lopez)によると、
新しいイチジクと品種を探していたところ、2016年10月、とても特別なものを見つけました。
レディーホワイトとレディーブラックの品種が優勢な中型のイチジク園の中で、とても特別なイチジクの木を見つけたんです。
このイチジクの木が他の木と違うのは、実が2色に分かれていることです。成熟したこのイチジクは、首から目にかけて、緑色と茶色のラインが出ていました。
最初はColl de Dama Rimada／レディーストライプの木の前にいるのかと思ったが、すぐにその木を見てみると、未熟なイチジクは緑色で筋がないことが確認できた。
葉は基本的に5裂で少し鋸歯状になっていることが確認でき、色以外の樹形とイチジクの様子からCol de Dame（レディーシリーズ）のイチジクであることが分かりました。
このイチジクの木の隣にあるCol de Dama Blanc／レディーホワイトやCol de Dame Noir／レディーブラックの他のイチジクの木と関係があり、・レディーシリーズの他の多くのイチジクの木が近くにあることによる色の突然変異ではないかと考え、この品種をColl de Dame Mutante（レディーミュータント）と呼ぶことにしました。
私はこのことをタイ、インドネシア、アメリカの友人たちに伝えました。彼らは驚き、この名前は少し複雑で混乱を招くと指摘し、この品種をColl de Dama Bicolorと呼ぶ方が簡単ではないか、と言う人もいました。
そのため、私が見つけた品種をColl de Dame Mutante、別の品種をColl de Dama Bicolorと呼ぶ人がいますが、本当は同じ品種なのです。
と説明がある[1]ように、Col de Dame Noir／レディーブラックの突然変異によって生まれた品種であり、見た目以外に関してはレディーブラックと同様の性質を持つと考えられる。
日本での栽培
入手
Coll de Dame Mutanteはネットオークションやフリマサイトでの輸入穂木の販売はあるのの、結実が確認されていない穂木の購入には注意が必要。国内での収穫報告は殆ど出ていなかったが、以下のように収穫の報告は少しずつあがってきている。
にゃん玉さま（東京いちじく愛好会）によるレビュー
・品種名：Coll de Dama Mutante ・入手ルート：ヤフオク ・育成場所：千葉県 ・育成年数：２年生 ・育成方法：鉢植え ・味：ラズベリーを強く感じた ・収穫時期：9月中下旬〜 ・収穫量：2年目のため少量。成熟すれば多産とのことです。 ・サイズ：中くらい（50g前後） ・糖度：測定していません ・つぶつぶ感：適度に感じる ・皮の硬さ：ほとんど気にならない ・生理落果：ほとんどない ・裂果：通常レベル ・耐雨：降雨時は割れることがある ・樹勢：強め（ビオレソリエス程ではない） ・耐寒：強い（と思われる） ・根張り：強い ・コンテナ栽培：適している ・モザイク病：出ていない ・その他フリーコメント 幼果の段階では縞模様は全くないため、完熟までは不安が募る。肥大後の着色段階で初めて縞模様が現れる。この点はBNRやPanache（ゼブラスイート）と異なるところ。 果実は非常に美しいですが、食味は他のコルデダム（レディ）シリーズと同じとのことです。シマシマに拘らなければブラック、グレー、ホワイトで十分です。