Ischia Black

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Ischia Black
和名 イスキアブラック
シノニム DFIC 90, Black Ischia?, Black Provence?, Ischia Black USDA, Blue Ischia, Early Forcing, Nero,
タイプ コモン種
原産地 イングランド
由来


基礎情報
項目 FV FD
全体的な品質 5/5 4.6/5
初心者の適性 1/5
商業的な適性 1/5
樹勢 1/5
耐寒性 3/5
発根のしやすさ 1/5 N/A
コンテナ適性 3/5
RKN耐性 3/5
FMV耐性 1/5


秋果情報
項目 FV FD
果皮色 赤、茶、紫から黒までの暗い色
果肉色
Acid, Dark Berry, Exotic, Honey
食べ方 乾燥、生、Preserves(ジャム)
収穫期 中生
サイズ
収量 5/5
種感
皮感
Open
耐雨性 3/5
裂果抵抗 /5
落果抵抗 3/5


Ischia Black(いすきあぶらっく/イスキアブラック)は、果皮は黒色で、果肉は赤色の小サイズの果実をつけるイチジク品種。実の品質は良いが、FMV(イチジクモザイクウイルス)を持つため扱いは難しい。

概要

イスキアブラックは、国内では他のイスキアシリーズに倣ってブラックイスキアと呼ばれることがあるが、海外ではBlack IschiaはIschia Blackとは明確に違う品種とされているため、ここでもイスキアブラックと呼ぶことにする。このことについてfigaholicsは

USDA Davis の Wolfskill リポジトリ (「UCD」ではない) は、25 年前にUCDからコレクションが引き渡される前からIschia Black (「Black Ischia」ではない)という品種を登録していた。

この品種は、長年にわたって人気があり、熱心なコレクターの間で高い人気を誇っています。私の知る限り、イスキアブラック(またはブラックイスキア)という名前のイチジクの品種は、近年まで他に報告されていません。

私は、遺伝子の異なる他のイチジクを、このどちらかの名前で呼ぶ正当な理由を見いだすことができません。

と説明している。この品種の特性について、figdatabeseによると、

この品種は、FMV(イチジクモザイクウイルス)を持つことで有名です。そのため、この品種は非常に生育が遅いです。接ぎ木で育てるのがベストです。

この品種は、ブラックイスキアという品種と混同されていることが多く、どこから来たのか、また、すでに流通している別の品種なのか、全く異なる品種であり、混乱しています。共有したり、販売したりする前に、どの品種であるかを確認してください。

といった説明[1]がされているように、イチジクモザイクウイルス(FMV)を持つのが基本であるため、取り扱いには注意が必要である。またfigaholicsも

このダークイチジクは、長年デイビスの米国農務省コレクションにあり、素晴らしいイチジクであるとの評判でしたが、一般的に発根が難しく、生育も遅かったのです。

私たちは、このイチジクをより勢いのある台木に接ぎ木することに成功し、その台木からの挿し木がよく発根することを最初に発見しました。 この品種は、かなり強烈なベリーの風味を持ち、育てる価値のある品種です。

と言っている[2]ように、発根が難しく接ぎ木での増殖を推奨している。品質について、figboss(Ross Raddi)は

この品種は、果実の品質が最高です。イチジクの食べ方としては、本当に最高の体験のひとつです。また、接ぎ木をしてから、かなり生産性が高くなりました。シーズン半ばに熟しますが、裂果しやすいので、ここでは少し厄介です。まだ数本あるのですが、スペースの関係でこの木は処分します。

といった説明[3]をしているように、果実の品質は最高であるものの接ぎ木をしないと生産性が高くないこと、また裂果しやすいことも念頭において育てる必要がある。

日本での栽培

入手

Ischia Blackはネットオークションやフリマサイトで取引されるほか、園芸店のネットショップなどで購入がしやすいものの冒頭にも挙げたようにイスキアブラックブラックイスキアとの区別ができてるとは言えず、どちらの品種なのか(あるいは本物なのか)を確認して購入するのが望ましい。

参考動画

外部リンク