Michurinska-10
項目 | FV | FD |
---|---|---|
全体的な品質 | 4/5 | 3.9/5 |
初心者の適性 | 3/5 | |
商業的な適性 | /5 | |
樹勢 | 3/5 | |
耐寒性 | 5/5 | Yes |
発根のしやすさ | 3/5 | N/A |
コンテナ適性 | 3/5 | |
RKN耐性 | 3/5 | |
FMV耐性 | 3/5 |
Michurinska-10(みちゅりんすか てん/ミチュリンスカ テン)は、果皮は緑~紫・茶褐色で、果肉は琥珀色~ピンク色の小~中くらい果実をつけるイチジク品種。
概要
Michurinska-10はブルガリアで最も一般的なイチジクの品種。ブルガリアの育苗業者のPalm Centerによると、
この名前は、50年以上前にブルガリアでイチジクの品種に関する科学的研究を行っていたラドカ・セラフィモヴァによって付けられた。学名は人々に知られておらず、地方によって「The little fig」「Ali Pasha」「Brown」、そして他の品種が育たない場所では、単に「イチジク」と呼ばれている。
Michurinska-10という品種は、おそらく世界で最も耐寒性のある良質のイチジクだと思われる。この品種は、ブルガリアとマケドニア、セルビア、ルーマニアの一部の地域でのみ見られる、ブルガリアの古い地方品種です。この品種は、その年に成長した新芽に秋果をつけるため、寒い地域で凍結しても、翌シーズンに秋果を収穫することができる。
Michurinska-10は豊産性が高く、ブルガリアで唯一、毎年例外なく良質な果実を収穫できる品種。
寒さによる被害は、-16~-19℃以下で始まり、-22℃以下では地面付近の古い部分は凍ってしまう。夏、涼しいところでは、凍害が早く現れることもある。
と説明されている[1]ように、耐寒性が極めて高い品種である。Michurinska-10はFloreaのシノニムと見られているため、そのデータを右に記載した。
日本での栽培
入手
Michurinska-10はネットオークションやフリマサイトでの輸入穂木の販売はあるのの、結実が確認されていない穂木の購入には注意が必要。国内での収穫報告は殆ど出ていなかったが、以下のように収穫の報告は少しずつあがってきている。
こんぶさま(東京いちじく愛好会)によるレビュー
・品種名:Michurinska10 ・入手ルート:メルカリ ・育成場所:千葉県 ・育成年数:1年生 ・育成方法:鉢植え ・味:甘さの中に少しの酸味を感じる味。青臭さはない。1年目の着果なため正確な味ではありません。 ・収穫時期:9月中旬〜 ・収穫量:節の全てに実が着く。 ・サイズ:小。(重さは測っていません) ・糖度:測定していません。が甘い。 ・つぶつぶ感:プチプチ感を強く感じる。 ・皮の硬さ:皮の感触はあるものの気にならない。 ・生理落果:ほとんどない、高温障害を全く受けなかった。 ・裂果:先端に小さくて亀裂 ・耐雨:雨に濡らしていないため不明 ・樹勢:弱い ・耐寒:千葉では気にならない。噂では強め。 ・根張り:弱い。 ・コンテナ栽培:樹勢、根張りが弱いが実が付きやすくコンテナでも十分栽培できる。 ・モザイク病:モザイクの症状はありません。 ・その他フリーコメント:完熟のタイミングは果実が黒く色付き、首が垂れたら。
参考画像