Pastiliere

提供:いちじくwiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
Pastiliere
Pastiliere.jpg
Pastiliere d.jpg
和名 パスティリエ
シノニム DFIC 47, del Giappone, Hirta du Japan, Hirta du Japon, Japanese, Red of Bordeaux, Rouge de Bordeaux
タイプ コモン種
原産地 イタリア?
由来


基礎情報
項目 FV FD
全体的な品質 5/5 /5
初心者の適性 3/5
商業的な適性 3/5
樹勢 3/5
耐寒性 4/5 Yes
発根のしやすさ 3/5 N/A
コンテナ適性 3/5
RKN耐性 3/5
FMV耐性 3/5


秋果情報
項目 FV FD
果皮色 赤、茶、紫から黒までの暗い色
果肉色
Berry, Fruity, Nectarine, Peach
食べ方
収穫期 早生
サイズ
収量 3/5 Excellent
種感
皮感 soft
small
耐雨性 3/5
裂果抵抗 /5
落果抵抗 2/5


Pastiliere(ぱすてぃりえ/パスティリエ)は、果皮は黒褐色、果肉は濃いピンク~赤色の中程度の実を多くつけるイチジク品種。ルージュドボルドー(Rouge de Bordeaux)とシノニムとされる。

概要

パティスリエなどの誤った呼び方で流通していることもある。パスティリエは夏秋兼用種で、60~70g程の中程度の実をつける品種。樹勢が強く鉢栽培向きである。甘く、風味は赤ワインのようと例えられるフランス原産の高級品種である。フランスのPlanet Figは、

1895年、シモン・ルイ・フレールは、このイチジクの木が、1823年から1830年にかけて植物学の研究者として日本を訪れたM・デ・シーボルディによって持ち込まれたものであることを示しています。1845年、イタリアのガスパリーニは、果実と葉に小さな綿毛があることから、このイチジクを「Hirta del Giappone(日本の)」と名付けたが、これは東洋起源であることに由来する。

パスティリエールは1860年にカリフォルニアで記載され、原産地は不明だったが、1888年にアイゼンがイタリアが原産地であると宣言している。パスティリエールが「ヒルタ・デュ・ジャポン」と同じ品種であることが明確に確認されたのは、1920年になってからです。

とある[1]ように原産地は錯綜しているが、日本のものが海外に導入されたという経緯もあり、一部のシノニムには「Japan」「Japon」「Giappone」等の名称が含まれる。また、その特徴について同じくPlanet Figによると、


パスティリエールは樹勢が弱く、小ぶりで、小さな庭に適し、中程度の大きさの枝に、美しく密な葉が茂り、わずかに綿毛があります。

耐寒性は抜群で、春の新芽の勢いがないことと、夏に木が早く硬くなることも、耐寒性を高めていると思われます。さらに、通常寒さに非常に弱い末端芽が、霜の被害を受けずに冬を越します。

春先、このイチジクの木はたくさんのブレバの実をつけ、様々な生長段階で急速に落下します。

この木は、主な収穫が早く、豊富であるため、特に興味深いです。果実は本当に美しく、最初は青く、その後濃い黒色になり、大きさは中くらいで、少し綿毛があります。しかし、乾燥した天候でも割れやすく、すぐに腐ってしまう。通常、木の上で乾燥することはなく、熟すとすぐに落下してしまいます。このイチジクは特にジューシーで美味しいが、糖度が十分でないため、残念な結果になることがある。

また、夏が雨で涼しいと、秋果の生産量全体が落ちることがあります。このような挙動は、通常、気温が大きく変化する春に、多くの夏果で見られますが、秋果の生産では非常にまれです。しかし、このイチジクの木を南向きの壁に植えることで、風の影響や気温の変化...そして果実の落下を抑えることが簡単にできるのです。

栽培が比較的難しいにもかかわらず、このイチジクの木は、必要な場所が少ないこと、耐寒性が高いこと、秋果の収穫が豊富で早いことなどから、興味深い存在となっています。

家庭菜園では、パスティリエールと、夏果をつける他のイチジク(デザートキング、グリースドセントジーン、等)と秋果(ダルマティ、等)を一緒に植えると、最後の夏果と最初の秋果の間の連続生産がほぼ保証されることになります。

とあるように、耐寒性も強く早生品種であるため、寒い地域の栽培も適している。

日本での栽培

入手

パスティリエは園芸店やホームセンター・園芸関連のネット通販で比較的購入しやすい品種。

参考動画


外部リンク