Adriatic

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Adriatic
和名 アドリチック
シノニム DFIC 32, Chico, Fico de Fragola, Fragola, Grosse Verte, Italian Strawberry, Nebain, Ragola, Strawberry, Ventura, Verdone, White Adriatic
タイプ コモン種
原産地 イタリア
由来


基礎情報
項目 FV FD
全体的な品質 4/5 /5
初心者の適性 3/5
商業的な適性 /5
樹勢 4/5 強樹性
耐寒性 3/5
発根のしやすさ 3/5 N/A
コンテナ適性 3/5
RKN耐性 3/5
FMV耐性 2/5


秋果情報
項目 FV FD
果皮色 緑~黄
果肉色
Adriatic Berry, Fruity
食べ方
収穫期 晩生
サイズ 中~大
収量 3/5 Excellent
種感 平均
皮感 平均
Small open
耐雨性 3/5
裂果抵抗 /5
落果抵抗 3/5


Adriatic(あどりあちっく/アドリアチック)は、果皮は緑色で、果肉は赤色のイタリア由来のイチジク品種。皮が緑色で、果肉が暗赤色のアドリアチックの由来となった品種。ホワイトアドリアチック(White Adriatic)とも。

概要

アドリアチックは、アドリアチックのファミリーの1種であり、そのファミリー名の由来となった品種。その由来について、Ira J. Condit博士の論文[1]によると、

アイラ・J・コンディット

Adriatic (White Adriatic, GrosseYerte, Nehian).

アドリアチックは、1865年にストックトンのW.B.ウェストがイギリスの苗床から導入したと言われているが、数年後にG.N.ミルコによって現在の名前で導入された。1884年頃から現在に至るまで、カリフォルニアの主要なドライフィグとなっていますが、ドライ製品の品質は高くありません。樹勢が強く、生産性が高く、あまり手入れをしなくてもよく育ちます。夏果は数が少なく、大きくて洋ナシ型、緑色で、果肉は濃いイチゴ色、味はやや強いです。

アメリカの内地では、秋果は中くらいの大きさで、ばらつきがありますが、一般に球形か頂果で、緑色、果肉は軽いイチゴ色、強いイチジク風味、よく熟すと豊かで美味しくなります。沿岸地域では、アドリアチックの秋果は大きく、紫がかった緑色で、内側は濃い血色をしており、優れた風味を持っています。果肉は濃い赤色で、やや酸味のある味わいです。

とあるように、古くからある品種。なお、KK(ブラックマデイラKKの発見者)は

私のAdriaticはUCDavisから(Georgeから)来ました。最初の年は、FMVに悩まされました。数年後、いい株に成長し、いいイチジクになりました。私は、庭のスペースが限られているので、JHの方が好きで、Adriaticは捨てました。

と述べているように[2]、アドリアチック品種が欲しいのであれば、AdriaticよりAdriatic JHを導入するほうが良さそうだ。


日本での栽培

入手

Adriaticはネットオークションやフリマサイトでの輸入穂木の販売はあるのの、結実が確認されていない穂木の購入には注意が必要。

参考動画


外部リンク