LSU Everbearing

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LSU Everbearing
LSU Everbearing.jpg
LSU Everbearing d.jpg
和名 LSUエバービーリング
シノニム Dokkar, Kadota, Lemon, Troiano, White Texas Everbearing
タイプ コモン種
原産地 アメリカ
由来


基礎情報
項目 FV FD
全体的な品質 /5 /5
初心者の適性 2/5
商業的な適性 /5
樹勢 3/5
耐寒性 /5
発根のしやすさ 3/5
コンテナ適性 3/5
RKN耐性 3/5
FMV耐性 3/5


秋果情報
項目 FV FD
果皮色 緑~黄
果肉色 白または琥珀色
Honey
食べ方
収穫期
サイズ 中~大 N/A
収量 3/5 N/A
種感 N/A
皮感 N/A
N/A
耐雨性 3/5 N/A
裂果抵抗 /5
落果抵抗 3/5


LSU Everbearing(えるえすゆー えばーびーりんぐ/LSUエバービーリング)は、ルイジアナ州立大学Ed O'Rourke博士によって交雑されたイチジクのハイブリッド品種。

概要

LSUエバービーリングは、LSUの名を冠するがルイジアナ州立大学の公式品種ではなく、2003年にUC Davisに寄贈された品種である[1]。アメリカ合衆国農務省(USDA)管轄下の植物データベースデータ(GRIN)によると、

中〜大型で黄色い皮を持ち、Kadotaに似ている。甘く、白っぽい果肉で、1年目から実がなる。ネコブ線虫に強い。


という特徴を持つ[1]ように、1年目から実をつける特徴がある。なお、2010年に行われた遺伝子検査[2]によると、Dokkar (DFIC 222) 、Kadota (DFIC 66)、LSU Everbearing (DFIC 206)、Lemon (DFIC 219)、Troiano (DFIC 46)、White Texas Everbearing (DFIC 162) はシノニム(同一の遺伝子を持つ)と判定されたが、この検査はいくつかの遺伝子座(特定の部位)を比較したのであってDNA全体を比較したわけではなため、完全に同じ品種であるとは断定できない。

国内で流通する品種は主にイチジク苗を販売している趣味のグループLynx Fruitによって国内に導入されたが、Lynx Fruitの出品情報には

2010年にルイジアナDurio Nursery社より導入した品種です。ルイジアナ州立大学、エド オルーク博士によって交雑されたハイブリッド品種です。 エド オルーク博士は沢山の新品種を生み出していますが中でもLSUの冠を持つ品種は高品質なイチジクのようです。

黄緑色の小さなイチジクですが滑らかな肉質の高糖度品種です。 閉じた目を持ち、虫や雨による腐敗に耐え長期間収穫できる非常に魅力的なイチジクです。

と説明されている[3]が、このサイズに関する記載はGRINの中〜大型という説明は異なっている。なお、Lynx Fruitの導入元のDurio Nursery社によると、

中型から大型で、甘く、黄緑色、白から琥珀色の果肉の高品質なイチジクを選ぶことができます。

ここルイジアナでは、7月から夏、秋にかけて実をつけます。 乾燥した時期に熟すと、品質が上がります。 ルイジアナ州立大学のエド・オルーク博士によって交配された、非常に品質の良いイチジクです。

と説明されている[4]ように、Lynx Fruitの説明とはサイズが異る。なお、この点については庭で遊ぼうさんが動画で言及しているように、定植(挿し木)直後は小さい実だが、定植から年数がたち成木になると大きな実をつけるようである[1]

なお、LSU Everbearingは海外でもあまり流通していない(販売している業者が少ない)ため情報も少ないが、所有しているOurfigsのユーザーは

私は何年も前にDalton Durio NurseryからLSU Everbearingを購入しました。 彼の父親はLSUイチジクの育成プログラムでO'Rourke博士と共に働いていたので、このイチジクは本物だと思います。

と述べている[5]ように、Durio Nursery由来の品種はLSU由来のものであると思われるが、確実だとは言い切れない。

日本での栽培

入手

LSU Everbearingは一般に出回っている品種ではないが、Lynx Fruit(ショップ、ヤフオク)ほかフリマサイト・ネットオークション等で流通しているので、信頼できるところから収集するのが良い。

参考画像

参考動画

外部リンク