LSU Champagne
項目 | FV | FD |
---|---|---|
全体的な品質 | 4/5 | 5/5 |
初心者の適性 | 5/5 | |
商業的な適性 | 3/5 | |
樹勢 | 5/5 | 中 |
耐寒性 | /5 | |
発根のしやすさ | 4/5 | N/A |
コンテナ適性 | 5/5 | YES |
RKN耐性 | 4/5 | |
FMV耐性 | 5/5 |
LSU Champagne(えるえすゆー しゃんぱーにゅ/LSUシャンパーニュ)は、ルイジアナ州立大学のEd O'Rourke博士によって交雑されたイチジクのハイブリッド品種。目が閉じているため雨や湿気に強く、生産性、樹勢、信頼性も高い。
概要
LSUシャンパーニュはルイジアナ農業試験場が2007年に導入した品種である。LSUの公式文章によると
シャンパーニュは、セレストとC1(カリフォルニア産のカプリいちじく)の交配から生まれた実生群から選抜された品種。この交配は1955年に行われ、1959年にエド・オルーク氏によって選抜され、L55-13-22として試験された。シャンパーニュは、直径30〜40mmで中程度の大きさ(23グラム程度)の良質の黄色い果実を実らせる。シャンパーニュの果実は、尻の部分がやや丸く、茎の端に向かってやや細くなり、首が短くなる。成熟した果実には、ややに閉じた目がある。内部の色は、柔らかく熟すと褐色からカラメル色になる。果実はセレストとほぼ同時期に成熟する。シャンパーニュの秋果は15日間で成熟し、セレストやフローレンタインと同程度である。シャンパーニュの木は生育が旺盛で、幹は直立し、剪定をしない場合は、ピラミッド型の木になる。セレストと比較すると葉の茂りはまばら。シャンパーニュの生長した葉は掌状で、5つの明確な裂片がある。
という特徴を持つ[1]。なお、LSU O’RourkeやLSU TigerもセレストとC1の交配から生まれた品種である。また、一般的にゴールドセレストという別名を持つとされているが、LSUの公式文章には
この品種は、これまで非公式に「ゴールデンセレステ」と命名・増殖されてきたが、「ゴールデンセレステ」は必ずしも「シャンパーニュ」と同じではない。
との記載がある[2]通り、非公式品種は穂木や苗の流通の過程で取り違いが起こりやすいためゴールドセレストという名前で流通しているものは必ずしもLSUシャンパーニュと同一の品種とはいえないようだ。品質について、figboss(Ross Raddi)は
LSUシャンパンは、ルイジアナ州立大学の育種プログラムから生まれました。セレステの親を持つこの品種は、雨や湿気に強い。ハングタイムが短い。生産性、樹勢、信頼性において最高レベル。最高のハニーフィグの1つです。私の中ではトップ3に入りますが、ハングタイムが短いので、少し過小評価されているかもしれません。
といった説明[3]がされているように、目が閉じているため雨や湿気に強く、生産性、樹勢、信頼性において最高レベルであることが分かる。
日本での栽培
入手
LSU Champagneは園芸店やホームセンター・園芸関連のネット通販で入手することは難しいが、Lynx Fruitが長らく販売していることから入手難易度はそれほど高くない。
参考動画